リーマン・ショック以降、世界経済は回復傾向にあり、日経平均株価は2011年初め、1万円の大台を回復していました。しかし、ギリシャの債務危機問題に端を発した欧州の金融危機問題に解決の目途が立たず、金融不安は拡大。日本の株式市場をはじめとした世界の株式市場は2011年後半以降、調整を余儀なくされています。
日本経済の現状は弱含み
世界経済の先行の不透明感が強まる中、2012年、株式市場はどのような動きになるのでしょうか。まずは日経平均株価の2011年のチャートを見てみましょう。
日経平均株価チャート。Yahoo!ファイナンスより。拡大画像あり
2011年の日経平均株価は11月に、3月の大震災でつけた安値8,227円(左側の丸印)を下回り、8,135円の年初来安値(右側の丸印)を更新しました。
欧州の金融危機に解決の目処が立たず、また、11月の日本銀行金融政策決定会合では、景気の現状判断を「持ち直しの動きが続いている」から「(回復の)ぺースが緩やかになっている」に引き下げる等、日本経済が弱含みの状態であることを否定できない状況にあります。
現在の経済状況を総合的に考えると、日経平均株価は、これまでの年初来安値を下回ったことで、株価が更なる安値を目指している可能性が考えられます。
次のページでは、日経平均株価がどう動くと考えられるのか、3つのシナリオを考えていきます。